村上 真奈
これからの人生を明るいものにしたい。
これまで担当した事件で心に残っている事件は?
ご夫婦でお子さんの親権について長く争われていた事件です。私は妻側の代理人でした。
監護者、面会交流をめぐる争いから始まり、離婚も裁判までいきました。
離婚、財産分与、慰謝料、全てに争いがありました。
最初のご相談から、最終的な解決まで約2年かかりましたが、その間、依頼者の方がくじけず、気持ちを強く持ち続け、満足のいく結果に至りました。
面会交流を継続する中で相手方から一定の信頼を得て、地道に裁判外で交渉して、最後は、親権者を妻として和解で離婚できました。
事件終了後も、年賀状などで幸せなご家族のお写真を送ってくださいます。
当時小さかったお子さんも大きくなりました。彼女の人生のほんの一部にでも関われたことをとてもうれしく思います。
離婚分野を取り組む際に大切にしていることは?
これまでの人生を否定しないこと、これからの人生を明るいものにすることです。誰も、ジャッジしてほしくて弁護士の元にご相談に来るわけではありません。
悩んでいることを解決したいから、ご相談に来られるのです。
いろんなご事情を抱えている方ばかりです。
目の前のご相談者の方を、まずはまるごと受け入れて、弁護士としてできる限りのご提案をするようにしています。
また、少しでも前向きになってもらえるよう、できるだけ否定的な言葉をかけないことも意識しています。
他の事務所の弁護士には負けないと思う部分は?
解決に向かう粘り強さです。ご依頼いただいたからには、諦めず、何とか解決したいと思っています。
法的な主張や法的手続きの選択はもちろん、話し方、書面の構成、文言、どのタイミングで何をするか、徹底的に考えます。
1件1件、情熱を持って、妥協せず、取り扱っています。
考えすぎて、家に帰っても頭の中が仕事のことでいっぱいですが、考え抜いて動いた結果、道が開けたときの快感はたまりません。
プロフィール
名前 | 村上 真奈(むらかみ まな) |
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経歴 |
・広島県尾道市因島出身 ・広島大学教育学部卒業 ・ロンドン大学大学院修了 ・広島県職員として、広島県教育委員会事務局に配属。教育行政に携わる。 ・国際交流協会や大手自動車部品メーカー等で、外国人への日本語指導、日本人への英語指導を担当。 ・平成23年度、千葉大学大学院専門法務研究科で、法律文書の作成指導。 ・千葉市内の法律事務所にて実務経験を積み、とびら法律事務所設立。 ・平成25年度千葉県弁護士会常議員 ・NPO法人千葉子どもセンター帆希 会員 ・現在、子育て真っ最中 ・千葉県弁護士会所属 |
弁護士を目指した動機 | 間違っていることを間違っていると主張できると思ったから。 |
好きな言葉 | 意志あるところに道はある。 |
資格 |
・弁護士資格 ・夫婦カウンセラー(一般財団法人日本能力開発推進協会認定) ・TOEIC 940点 ・日本語教育能力検定試験合格 ・第1種高校教員免許 |
趣味 |
・旅行 ・ネットショッピング |
好きな食べ物 | チーズ、明太子、タイ料理 |
所員から見た村上弁護士の性格 |
一度決めたことは絶対にやり遂げる信念と,困っている人を放っておけない包容力を持った弁護士です。 もう無理と思われる案件でも,妥協せずに徹底的に考え,新しい可能性を見つけて周りを驚かせたりします。 また,気さくで面倒見がよいので,依頼者の方の不安を取り除き,安心させる人柄です。 |
将来の夢 |
・家族法の不合理な点を変えること ・依頼者にもスタッフにも愛される事務所を作ること |
これまで担当した事例
- 本人が離婚調停を複数回繰り返しても夫が離婚に合意せず不成立に終わっていたが,受任後すぐ訴訟を提起してわずか3か月で裁判上の和解により離婚を成立させたケース
- 長年夫からの暴力に悩まされていた妻が、夫に一度も会わない形で離婚を成立させ慰謝料350万円を得たケース
- 不成立直前だった離婚調停の依頼を受け、夫と密に連絡を取り合って条件を調整したことで調停を不成立にせず離婚を成立させたケース
- 夫が程度の重いうつ病で離婚を拒否していたが、調停の日だけでなく、調停の合間にも夫と何度も面談して協議を進めることにより離婚を成立させたケース
- 行方不明の外国人の夫と裁判で離婚したケース
- 妻に交際している男性がいたが、夫にも離婚に至らしめた原因があるとして妻からの離婚請求が裁判で認められたケース
- 夫婦間で離婚以外にも会社の持ち株や会社に対する債権に関して多数の争いがあったが、離婚訴訟の中ですべてまとめて解決したケース
- 不貞をした夫から1000万円の財産分与、不貞相手から200万円の慰謝料を獲得したケース
- 不貞をした夫から600万円の慰謝料、夫名義の家に居住すること、適正な額の養育費を得て離婚を成立させたケース
- 妻名義で多額の財産があるが、過去に夫から妻に対する暴力があり、妻から夫に分与すべき額を大幅に減額して離婚したケース
- 財産分与を拒否する夫から、調停や訴訟をせず,交渉で適正な金額の財産を得,養育費を一括で前払いすることで合意をして3か月で離婚したケース
- 将来の退職金の財産分与と退職金の財産分与を受けるまでの生活補助の合意をして離婚したケース
- 財産がないのに妻から過大な財産分与と算定表の額を超える養育費を請求されるとともに、父子間の面会交流を拒否されていたが、財産分与0と適正な養育費の額、具体的な面会交流の条件を決めて離婚を成立させたケース
- 算定表より高額な養育費で離婚を成立させたケース
- 離婚後も5年間無償で夫名義の家に住めることを条件に離婚をしたケース
- 不貞相手の夫から500万円の慰謝料を求められ裁判を起こされたが、120万円を分割払いで支払うことで和解したケース
- 不貞相手の夫から300万円の請求を受けていたが、30万円で和解したケース
- セックスレスを理由に裁判で慰謝料200万円が認められたケース
- 内縁関係の不当破棄を理由として慰謝料200万円を獲得したケース
- 夫からの子の連れ去りの危険がある場合の面会交流調停で、調査官調査や裁判所での試行的面会交流を経て、詳細な面会交流のルールを決めて連れ去りの危険を極力排除したケース
- 面会交流について直接会う交流だけでなく、電話、メール、ビデオ通話、将来の転居時の対応など詳細な条件を詰めて離婚を成立させたケース