お子さんに会いたい方へ
お子さまに会いたいのに、会えない状況はとてもお辛いと思います。お子さまと一緒にいる方の親から面会を拒否されている場合、お話し合いだけでお子さまに会えるようになるのは非常に難しいです。いくら交渉してもいたずらに会えない時間が経過していくので、できるだけ早く裁判所を利用した手続きの中で、面会を求めていった方がお子さまに会える可能性は上がります。お子さまと交流できる貴重な時間を少しでも早く過ごせるように、お早めに弁護士にご相談ください。
弁護士に依頼すべきケース
お子さまに全く会わせてもらえない。
同居中に親子関係に大きな問題がなかった場合、お子さまに全く会わせてもらえないのは不合理です。弊所でも数多くの事案を扱ってきましたが、お子さまとの面会が全く認められなかったケースというのは、非常に稀有で、特殊な理由があった場合に限られていました。面会を完全に拒否されていたケースでも、裁判所からの説得、調査官調査の結果などから、多くのケースで面会ができるようになっています。
基本的に裁判所は、特別な理由がない限り、親子の面会に積極的です。お1人で悩まずに、お子さまとの面会に向けて一歩前に進みましょう。
お子さまに会えない理由が不合理。
面会を拒否される理由として、次のような理由がよくあります。①お子さま自身が嫌がっている、②お子さまが小さい、幼稚園、保育園、学校や習い事などがあり面会することがお子さまへの負担となる、③お子さまが監護親と離れられない、④お子さまに常に予定がある(友達と遊ぶ、習い事など)、⑤遠方なので会えない、⑥監護親が非監護親のことを怖がっているためお子さまの受け渡しができない・・・
これらの理由は、どれも調整可能なことが多く、合理的な理由でないことが多いです。ですので、このような理由で面会を拒否されている場合、できるだけ早く弁護士をつけ、合理的な反論をしましょう。面会交流については、早期に調停を申し立てた方が、結局は早くお子さまに会えることになるので、調停の申立てもおすすめです。
ご自身が主たる監護者だった。
このようなケースでは、早急に弁護士にご相談ください。時間の経過とともに、あなたにとって不利になることが多いです。お子さまに会うことだけでなく、お子さまと一緒に暮らすための手続きをとった方がいい場合もあります。ご状況やご希望を踏まえて、適切な法的手続を選択していきますので、まずは、ご状況をお聞かせください。
最初から諦める必要はありません。
信頼できる弁護士にご依頼され、悔いの残らないようにしましょう。
弁護士に離婚問題を依頼するメリット
弁護士に離婚問題を依頼すると、
以下のような法的なメリットがあります。
- 妥当な条件や見通しを知ることができる。
- 協議離婚、調停離婚、裁判離婚の手続きを任せられる。
- 書面を作ってもらえる。
- 提出する証拠を選んでもらえる。
- いつでも法的な質問ができ、疑問を解消できる。
- 過去の類似ケースについての解決策を聞くことができる。
- 裁判所に対等に意見できる。
特に、お子さまに会うことを拒否されている場合、ご自身での対応は困難です。
また、法的なメリット以外にも、以下のようなメリットがあります。
- 代わりに相手と交渉してもらえる。精神的な負担が軽くなる。
- 感情的に乱されず、冷静に判断できる。
- 相手が無視したり、はぐらかしたりしにくくなる。
- (裁判の場合)裁判所に行かなくていいため、仕事に支障が出ない。
- (調停の場合)調停委員に言いにくいことも代わりに言ってもらえる。
- 交渉や調停のその場で、有利不利、妥当、妥当でないという判断が即決でできる。
- できるだけのことをやったと後悔が残りにくい。
- 力強い味方ができ、1人で戦わなくていい。
お子さまに関する争いは、長期化しやすく、精神的な負担も大きいため、弁護士に依頼するメリットは大きいと思います。
弁護士への依頼を決めた際は、弁護士の中でも、特に”離婚を多数扱っている弁護士”に依頼しましょう。
弁護士が取り扱う分野は多岐にわたります。
病院をイメージしていただくと分かりやすいですが、おなかが痛いときには内科、目の調子が悪いときは眼科、鼻水が止まらないときには耳鼻科を受診されると思います。
弁護士も同様に、それぞれに得意な分野があります。お子さまに関する争いのある案件では、家庭裁判所の昨今の動向、家庭裁判所調査官調査などに精通している必要があります。
最後に
お子さまに会えないお辛い状況を是非お聞かせください。お子さまに会えるようになるまで時間がかかることが多いですが、とびら法律事務所の弁護士は面会交流案件の経験が豊富です。お辛い気持ちに寄り添いつつ、面会実現に向けて精一杯サポートしていきます。
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