家や住宅ローンのことで揉めている方へ
離婚の際、家や住宅ローンのことで揉めるケースが多数あります。
家にまつわる紛争は、離婚後の長期的なローンや住居費の負担、生活環境の大幅な変化、ローン債権者(金融機関)、登記の問題、行政の手当の問題が絡み、非常に複雑です。ご夫婦ごとに、いろんなケースが考えられるので、柔軟な対応も必要になります。
たとえば、ご自宅の名義や住宅ローンでは以下のような状況がよくあります。
一般的によくある自宅不動産の状況
②不動産名義:夫 住宅ローン:夫 妻子当該不動産に居住。
③不動産名義:夫 住宅ローン:夫 夫婦共不動産不要で売却。
④不動産名義:夫婦共有 住宅ローン:夫 妻の持ち分を夫が買い取るまたは無償で譲渡。
⑤不動産名義:夫婦共有 住宅ローン:ペアローン 売却し、残った債務は折半。
⑥不動産名義:夫婦共有 住宅ローン:ペアローン 一方に名義移転、ローンは借り換えて一本化。
⑦不動産名義:夫または妻の親 住宅ローン(建物のみ):夫
⑧不動産名義:夫または妻の親 住宅ローン(建物のみ):ペアローン
⑨不動産名義:夫または妻(結婚前に購入) 住宅ローン:夫または妻(結婚前からローン支払い)
これらの他、もっと複雑な状況の方もいます。
加えて頻繁に問題になるのは、
一方配偶者が連帯保証人になっている場合の連帯保証人から抜ける手続きや購入時に出した頭金の取り扱いの問題です。
また、不動産の問題は、固定資産税や離婚後の児童扶養手当受給の可否の問題等とも関連します。
譲渡所得税や所有権移転登記手続費用などの問題もあります。
以上のとおり、家のことで揉めている方は、非常に複雑な問題が絡んでおり、それを放置したまま離婚すると、将来的に思わぬトラブルや負担があります。是非当事務所にご相談ください。
弁護士に離婚問題を依頼するメリット
弁護士に離婚問題を依頼すると、以下のような法的なメリットがあります。
- 妥当な条件や見通しを知ることができる。
- 協議離婚、調停離婚、裁判離婚の手続きを任せられる。
- 書面を作ってもらえる。
- 提出する証拠を選んでもらえる。
- いつでも法的な質問ができ、疑問を解消できる。
- 過去の類似ケースについての解決策を聞くことができる。
- 裁判所に対等に意見できる。
また、法的なメリット以外にも、以下のようなメリットがあります。
- 代わりに相手と交渉してもらえる。精神的な負担が軽くなる。
- 感情的に乱されず、冷静に判断できる。
- 相手が無視したり、はぐらかしたりしにくくなる。
- (裁判の場合)裁判所に行かなくていいため、仕事に支障が出ない。
- (調停の場合)調停委員に言いにくいことも代わりに言ってもらえる。
- 交渉や調停のその場で、有利不利、妥当、妥当でないという判断が即決でできる。
- できるだけのことをやったと後悔が残りにくい。
- 力強い味方ができ、1人で戦わなくていい。
弁護士への依頼を決めた際は、弁護士の中でも、特に”離婚を多数扱っている弁護士”に依頼しましょう。
弁護士も医師と同様に、それぞれに得意な分野があります。
とびら法律事務所は、設立当初より離婚に注力しています。離婚相談件数は年間500件を超えており、離婚相続部に所属する弁護士は常時30~60件の離婚案件を抱えています。不動産の問題に関しては、信頼できる司法書士のご紹介も可能です。是非、一度ご相談ください。