警察官の方へ
とびら法律事務所では、警察官の方の案件を多数お取り扱いしております。
警察官の方の案件は、警察内部の特性への理解が必要になります。非常に多くの警察官の案件をお取り扱いしてきて、驚くのは、多くのケースで上司の方が離婚問題に関与されることです。また、職場内での不貞関係が発覚したことで、処分を受けているケースもあります。他の職業の方とは少し違う配慮が必要になりますので、警察官の離婚案件の取り扱い経験の多い弁護士にご相談ください。
警察官の方の特殊性
1 退職金
警察官の方は、民間企業と比べて、倒産や退職金制度の廃止のリスクが少なく、退職金を受給できる蓋然性が高くなります。そのため、退職がかなり先の場合であっても、退職金がもらえる前提で財産分与の検討をしておく必要があります。もっとも、退職金を受給できるとしても、金額、現時点で自己都合退職した場合、定年退職した場合、支払時期はいつにするかなどの争点もありますので、専門家へのご相談をおすすめいたします。
2 警察官の方のための積立型貯蓄、保険等の制度
警察官の方の場合、警察職員生活協同組合の財形年金共済、終身生命共済、警生協年金などの制度、共済組合の保険制度、警視庁職員信用組合の各種貯蓄制度など、特有の制度があります。この辺りの制度の存在について、弁護士が全く無知だと思わぬ不利益を被ることがあります。
3 職場の特殊性
これまで弊所で多数の警察官の方の案件を取り扱った結果、職場の上司の方を巻き込んで話し合いを持たれたり、上司の方からプライベートなことでも助言を受けたりするケースが民間の会社と比べてとても多い印象です。
また、勤務地から何キロ以内に居住しなければいけないという制約があることもあり、別居や居住地に困ることもあります。
課によっては、非常に不規則な勤務であることもあり、調停などへの出席もご自身だけで対応されると厳しいこともあります。
弁護士に離婚問題を依頼するメリット
弁護士に離婚問題を依頼すると、以下のような法的なメリットがあります。
- 妥当な条件や見通しを知ることができる。
- 協議離婚、調停離婚、裁判離婚の手続きを任せられる。
- 書面を作ってもらえる。
- 提出する証拠を選んでもらえる。
- いつでも法的な質問ができ、疑問を解消できる。
- 過去の類似ケースについての解決策を聞くことができる。
- 裁判所に対等に意見できる。
退職金については、裁判所の考え方が複数あるため、正しい法的な理解が必要です。その他警察官の方は、財産や差押えがされやすいという特徴もありますので、弁護士に依頼され、法的なメリット、デメリットをしっかり把握した方がよいと思います。
弁護士に依頼した場合、法的なメリット以外にも以下のようなメリットがあります。
- 代わりに相手と交渉してもらえる。精神的な負担が軽くなる。
- 感情的に乱されず、冷静に判断できる。
- 相手が無視したり、はぐらかしたりしにくくなる。
- (裁判の場合)裁判所に行かなくていいため、仕事に支障が出ない。
- (調停の場合)調停委員に言いにくいことも代わりに言ってもらえる。
- 交渉や調停のその場で、有利不利、妥当、妥当でないという判断が即決でできる。
- できるだけのことをやったと後悔が残りにくい。
- 力強い味方ができ、1人で戦わなくていい。
警察官の方は、課によっては非常に不規則で忙しい毎日を送っておられます。
弁護士に依頼すれば、その分仕事に集中できるためメリットは大きいと思います。
弁護士への依頼を決めた際は、弁護士の中でも、特に”離婚を多数扱っている弁護士”に依頼しましょう。
弁護士が取り扱う分野は多岐にわたります。
弁護士も医師と同様に、それぞれに得意な分野があります。
とびら法律事務所は、設立当初より離婚に注力しています。離婚相談件数は年間500件を超えており、離婚相続部に所属する弁護士は常時30~60件の離婚案件を抱えています。これまで警察官の方の案件を多数お取り扱いしてきました。是非、一度ご相談ください。