モラハラへの最大の対策は別居 弁護士が教える安心の第一歩
モラハラに悩んでいませんか?別居を検討する理由とは
現在、配偶者、パートナーからの「モラハラ」に悩んでいる方は少なくありません。
モラハラの与える精神的な非常に大きく、精神的肉体的な病気になることもあります。ここでは、モラハラとは何か、そしてなぜ別居という対策が有効なのかを解説します。
モラハラとは?
モラハラとは、殴る、蹴るといった身体的暴力はないものの、相手を自分の支配下に置くような言動や行動を継続的に行い、相手を精神的に追い込むことを言います。
たとえば、日々の行動や交友関係、金銭の使途を必要以上制限したり、人格を否定するような侮辱的な言葉を浴びせたり、相手の希望や意見を蔑視し自分だけが正しいと意見や行動を押し付けてきたりすることなどが挙げられます。
モラハラをする人は、無自覚だったり、相手にとってよかれと思っていることもあり、行為をやめさせることが難しいのも特徴です。
なぜ「別居」が最大の対策なのか
モラハラから逃れるための最初の手段は、モラハラをするパートナーと物理的に距離を置くことです。
そのためには「別居」することが前提となります。
モラハラをする人は、相手を自分の支配下に置くことを非常に重視しており、その支配下にある限り自分のコントロールが及ぶと考えています。
そのため、相手の主張や希望を真に尊重してくれることは少なく、支配下にいる状態では有利な交渉がとても難しくなります。
別居によって物理的に距離をとることで、モラハラに対抗する土台を作ることができます。
モラハラをされている方も、モラハラから離れることで、心身の健康を徐々に取り戻すことができます。
離れてみて初めて自分がどれだけ抑圧された不自然な環境にいたかを自覚する人もいます。
まずは、「自分を守る環境」を確保することで、心身を落ち着かせ、今後の生活を再構築しやすくなります。
別居を成功させるために知っておくべき3つのポイント
法的な知識
別居を始める際には、今後の離婚や生活費の確保のため、必要な手続きや証拠収集、婚姻費用、財産分与、養育費、慰謝料などの相場を知っておくことが重要です。
場合によっては、別居と同時に弁護士から受任通知を送ってもらう、別居前から婚姻費用分担調停を申し立てておく等の準備が有用なこともあります。
生活の確保
別居後の生活を成り立たせるためには、住居や資金の確保が欠かせません。
上記の法的な知識で記載したこととも重複しますが、婚姻費用の相場を知る、別居時期が決まった場合はその前から婚姻費用分担調停の申立てをしておく等の対応が重要になります。
また、お子さんがいる場合は、学校、保育園、幼稚園との連携、ご実家のサポートなど別居後の安定的な環境の確保のため調整が必要になります。
離婚前の場合は、受けられる公的支援は限られていますが、児童手当の受給者の変更等できることもあります。
安全性の確保
モラハラをしている人は支配欲、所有欲が強い傾向があるため、あなたが家を出たことがわかると、何とかして連れ戻そうとしてくることがあります。
実家や勤務先に押しかけてきてトラブルになることもあります。
身の安全を守るため、別居前から警察に相談し、いざというときに警察にすぐ動いてもらえるようにしておきましょう。
また、別居の際には、別居先をすぐに知られないようにする、実家や勤務先に状況を伝え、事前に対応を考えておくことも重要です。
まとめ:モラハラを解決するために「別居」という選択を
モラハラから逃れ、心身の健康を取り戻すためには、相手方から物理的に距離を置く「別居」という選択が大変有効です。
身の安全を確保し、別居後の生活やその先の離婚について知るために、まずは、警察や弁護士にご相談するところからはじめてみましょう。
強度のモラハラの場合、別居自体があなたの意思でなく、警察や弁護士の差し金だと思い込んで、弁護士に対し攻撃的な態度をとってくる人もいます。
このような相手に、1人で話し合いを進めていくことは困難です。
健全な環境に身を置き、弁護士に相談、依頼して、モラハラの影響を受けずに今後の人生設計することをおすすめします。
モラハラから解放され、新しい人生を始めるために、ぜひお気軽にお問い合わせください。
離婚問題のご相談の際はお近くのオフィスをご利用ください。
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