ご依頼前の状況

マッチングアプリで妻と知り合った依頼者。短い交際期間で結婚に至ったが、婚姻前に知らされていなかったことが多々あり、婚姻期間は短いものの、夫婦の関係が急激に悪化した。夫に慰謝料や財産分与の支払義務はなかったものの、夫は妻に離婚に納得してもらうため、一定の金銭の支払いを提示して、自分自身で妻と離婚交渉をしていた。しかし、妻は全く取り合わず平行線となっていた。

ご依頼後の状況

ご依頼後、弁護士はすぐに妻と電話でコンタクトを取った。弁護士が夫の話を聞いたところ、妻の側にも言い分があるようであったが、夫と妻の間で上手くコミュニケーションが成り立っていないことが離婚に納得してもらえない原因だと弁護士は気づいた。そこで、弁護士は、まずは妻の話を親身に聞くこととした。これによって妻の気持ちも落ちついたようだった。弁護士は、妻に法的見解を示し、現在の夫の提示する金銭の支払い条件は妻に有利なものであり、離婚を先延ばしにすると、その有利な条件での離婚は難しくなることを説明した。その結果、妻も弁護士の説得に応じ、離婚することに合意した。弁護士が妻にコンタクトを取ってから離婚協議書及び離婚届の取り交わしまで２週間でのスピード解決となった。