ご依頼前の状況

共働きの４０代の夫婦であったが、妻（依頼者）名義の戸建て住宅に、夫婦で同居していた。妻が、夫のだらしがない生活に嫌気がさして離婚を求めたが、夫は多額の財産分与を求めるなどして、条件の合意ができなかった。妻はまずは別居と考え、自宅を出たが、夫は妻名義の家に住み続けた。別居後に２人で話をしているときは、お互いに感情的になってしまい、膠着状態になってしまった。事態の打開を図るために、とびら法律事務所に依頼をした。

ご依頼後の状況

弁護士が夫に書面と電話をし、感情的な対立を起こさない様に、慎重かつ冷静に話し合いを進めた。当初夫は３００万円の解決金の支払いを求めるなど、法外な要求をしてきた。しかし、冷静に話をしていくうちに、約５か月の交渉の末、解決金の要求は完全に取り下げられ、公正証書作成から３か月で退去する旨の公正証書を作成することができた。実際に３か月後、夫は自宅から退去し、妻は自分名義の家を取り戻し、その家を売却することで当面の資金を確保することが出来た。