ご依頼前の状況

医師の夫は、看護師の妻（依頼者）に離婚を求め、３人の子どもを置いて自宅不動産を出て行ってしまった。妻は、私立中学と私立高校に通う子どもを育てていたため、すぐに引越しをして離婚をすることが困難な状況であった。夫は、強引に早期の自宅退去及び離婚を求めていた。

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ご依頼後の状況

妻は、とびら法律事務所に依頼をした。担当弁護士は、夫の提示する離婚条件では離婚に応じることはできない旨明確に伝えた。その後、妻と綿密な打ち合わせをし、離婚に応じる条件として、自宅不動産に離婚後も３年間住み続けること、適正な財産分与と養育費を求めることとした。さらに、担当弁護士は、予め婚姻費用分担調停を申し立て、毎月の生活費を先に確保する方針を立てた。夫が簡単に妻側の条件に応じるとは思えなかったので、長期化しても耐えられる状況を作ることを優先した。婚姻費用と同時並行で妻側の条件を夫側に伝えた。長い交渉の末、妻は、３年間自宅に住み続けられること、約３０００万円の財産分与を受け取ること、算定表通りの養育費を受け取る内容で離婚をすることができた。

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担当弁護士の解決のキーポイント

担当弁護士は、医師の夫の財産について、妻の手元にある資料を分析して正確に把握し、適切な財産分与を求めた。
その結果、担当弁護士は、夫が当初提示していた離婚条件よりも大幅な上積みを引き出すことができた。
担当弁護士が、忙しい看護師の妻と、臨機応変に日程調整をして綿密な打ち合わせをし、夫側の財産資料等を精査することができたのは、本件解決のキーポイントとなった。