ご依頼前の状況

妻に不貞の疑いがあり、そのことを夫が追及すると妻は子どもを置いて自宅を出た。夫は離婚調停を自分だけで対応したが、不成立に終わってしまった。

その後、妻から離婚訴訟を提起されたので、夫はとびら法律事務所士に依頼した。離婚訴訟では、それまで妻から暴力の主張はなかったにもかかわらず、夫は身に覚えのない暴力を理由に慰謝料を請求された。さらに、妻は、自らが置いていった子どもの親権も主張してきた。

ご依頼後の状況

妻からは、暴力については、痣の写真が証拠として提出されていた。しかし、暴力を受けたとする妻の行動には矛盾点もあった。弁護士は矛盾点を徹底的に洗い出し、矛盾があることを示すメール、写真等の客観的証拠を提出した。それでも妻は虚偽主張であることを認めなかったが、弁護士は当事者尋問において、妻の言動の矛盾点をあぶりだすことに注力した。その結果、裁判所は判決で妻の暴力主張を認めず、慰謝料請求を全部棄却（一切認めないこと）した。親権についても、夫による子どもの監護状況は問題ないことを主張立証し、親権者は夫とする判決を無事に得ることができた。