結婚相談所で知り合った夫と別居し、2か月のスピード解決ができた事例
ご依頼前の状況
依頼者である妻は、40代後半を迎え、結婚相談所で知り合った50代の夫と結婚した。妻は初婚だが、夫は前婚があり、2回目の結婚だった。千葉県内で同居を始めた当初から、夫との価値観の違いが気になるようになった。婚姻から半年ほど経った段階で、妻は夫と同居していたマンションから別居した。妻の別居から2か月後、夫も別居したが、妻には居場所を教えなかった。たまにLINEでの連絡はつくが、円滑なコミュニケーションはとれなくなっていた。妻が離婚を希望する連絡をしたところ、夫から、新婚旅行費用、婚約指輪の費用など、本来の財産分与では考慮しない金銭まで求められた。連絡もうまくつかない状況だったため、妻はとびら法律事務所に協議プラン(協議離婚の代理)を申し込んだ。
ご依頼後の状況
担当弁護士が妻を代理して、夫の住民票上の住所に書面を送った。
そうしたところ、夫から電話があり、話し合いを進めることができるようになった。弁護士から妻側の離婚条件を提示したところ、夫は根拠となる資料を見せてほしいと言い出した。
担当弁護士は通帳などの根拠資料を用意し、離婚協議書を同封して、夫に送付した。
夫は、妻側の主張に根拠があると納得したのか、妻側の離婚条件を記載した離婚協議書にサインし、離婚届とともに担当弁護士に返送してきた。
そのまま離婚届を提出することができて、交渉開始から2か月で協議離婚が成立した。
担当弁護士の解決のキーポイント
妻側の根拠資料とともに、離婚協議書を同封して送ったことが解決のキーポイントだった。担当弁護士は、夫自身、離婚問題を早く解決したいという気持ちでいることを、最初の電話のときに感じ取っていた。そのため、妻側の主張内容に一定の根拠があれば、夫は納得するだろうと考え、離婚協議書と離婚届を同封して郵送した。夫はその離婚協議書を見て、早く解決したいと考え、すぐに各書類にサインして返送してきた。
夫の心理を見抜き、夫の背中を押すような対応をしたことが、本件の早期解決につながった。