弁護士の村上です。

当事務所の初回のご相談は、事務所にお越しいただき、弁護士と直接会っていただいてのご相談です。
遠方だったり、ご病気や小さいお子さまがいらっしゃる等、いろいろとご事情はあると思いますが、弁護士に相談するならやはり直接会ってのご相談が一番いいと考えています。

大前提として、離婚に関するご相談はいくつかの法的に重要となるポイントをお伝えいただいた後でなければ、適切なアドバイスはできません。
そのため、ある程度時間をとってお話を聞く必要があります。
ご相談をされる方が、この１点だけ聞きたいと思われても、その１点にお答えするために、いろいろな背景事情をお伺いしないといけないのです。

直接事務所でご相談いただく場合のメリット

その上で、当事務所の考える直接お越しいただいた相談のメリットは、

１．コミュニケーションが円滑である。
人間は、言語でのコミュニケーションだけでなく、非言語（表情，しぐさ，身振り手振り，雰囲気，見た目など）でのコミュニケーションを多くしています。
実際の社会生活を考えても、人の表情やしぐさから伝わる感情がとても多いと思います。
特に、離婚相談は、かなりナーバスな内容になります。
そのため、弁護士に会って、コミュニケーションをしっかりとった上でのご相談の方が、お悩みを解決するためにはいいと思います。

２．弁護士の人となりがわかる。
上記１のとおり、言葉ではない部分からわかることがとても多いので、弁護士がどういう人物か知るためにも実際に会ってのご相談をお勧めします。
弁護士だけでなく、事務所に赴けば、事務所の雰囲気、事務スタッフの対応等いろいろな点が見えてきます。

３．ご相談者ご自身のこともよくわかってもらえる。
お電話だけではなかなか苦しみや一番悩んでいる点はどこなのか、ご相談者様の人となりが伝わりません。
表情や話し方から伝わることはとても多いので、ご相談者様のことを弁護士が理解する上でも直接お会いした方がいいと思います。

４．資料や写真、データ等の証拠を弁護士に見せることができる。
このメリットは非常に大きいです。
裁判になれば証拠が命なので、初回相談の段階でどのような証拠をお持ちなのか弁護士に確認してもらうことは大変重要です。
お電話だとそれができません。

５．争点が明確化でき、今後取りうる対応が見えてくる。
１から４までと関係しますが、直接お会いし、証拠・資料等を見せていただき、円滑なコミュニケーションが図れますと、争点が明確化します。
争点が明確化できれば、今後どう動いていけばいいかも見えてきます。

６．ご不明・ご不安な点が一気に解消できる。
これも１から５までと関係しますが、結局円滑なコミュニケーションが図られ、弁護士が十分に必要な情報や資料を確認できれば、いろんなご不明点、ご不安点にお答えできます。
また、ご相談者様自身も気づいていない点について、弁護士の方から、ご指摘することも可能になります。

以上のように、とびら法律事務所では、直接弁護士と会ってご相談された方が、相談の質が上がり、いいものをご提供できると考えています。
ただ、将来的には、SkypeやGoogleハングアウトなどのビデオ通話を使って、直接お会いしてご相談するのと同じような環境にできるのであれば、ご事情があって来所できない方からのご相談もお受けできるようにしていくことも検討中です。